仕事も育児も、
自分らしく、進め。
データ開発部 主任 A.T 1996年新卒入社 2016年再入社 能率科 経営情報処理 専攻
データだけでなく、
後輩の能力も開発中。
データ開発と、後進の育成。それが、私の仕事の両輪です。データとは、事故車修理費見積りシステム「コグニセブン」に収録される自動車部品のデータのこと。と言われても、何が何だかわからない方がほとんどだと思います。じつは私も、入社するまでよくわかっていませんでした。当時の私は、聞いたことのある自動車メーカーがたったの1つか2つ、「セダン」というのは車種名だと思っていたくらいの知識レベル。それでも主任にまでなれたのは、コグニビジョンならではの手厚い教育のおかげ。それどころか今は、私のほうが教える立場。相手が新人なら、つきっきりで指導します。自分の仕事を差し置いてでも、後輩のために時間をつくる。上司も、仕事量の調整に協力してくれる。それがコグニビジョンの社風ですから。
一生に一度、
仕事漬けの一年。
支店の立ち上げのために、福島に駐在したことがあります。当時、私は28歳。プライベートだって思いっきり充実させたい時期です。「せめて1年以内には本店に戻してほしい」。このワガママを会社が聞き入れてくれた時、私は逆に意欲を燃やしました。その1年足らずの間だけ、どうせなら仕事にのめり込んでみよう、と。一緒に駐在したのは3名。その3名で、新入社員6名+2年目11名の後輩を育てるのがミッション。朝は早く支店に駆けつけ、昼間は後輩を手取り足取り指導。夜は彼らの仕事の成果をチェックして、締めくくりのミーティングをして、部屋には食事と睡眠のために帰るだけ。後にも先にも、あんな1年はありません。仕事でしか味わえない充実を知ったあの時から、ちょっぴり意識も変わったように思います。
データ開発は、一人一車種の担当制。自分の裁量で進め、完結させることができます。ということは、いつ残業するか、いつ休みを取るかという、プライベートまで自由自在。私にとっては、この感覚がすごく心地いい。一方で私たちの仕事は、100点満点が合格点です。締切日に、正しいデータがきっちりと仕上がっていて当たり前。その車種を担当しているのは自分だけなので、ミスがあればハッキリと自分の責任。急なピンチに、いきなり誰かに頼ることもできません。綿密にスケジューリングして、何かあったら自分で立て直す力も持っていなければ。でも、そんなほどよい緊張感が、いいメリハリを生んでいるように思います。また、ほかの誰でもない自分が手がけたデータが、まっすぐお客さまのもとに届く、このやりがいも担当制ならではですね。
私は一度、コグニビジョンを辞めています。長男の育児中、いわゆる「小一の壁」に激突。当時は子どもが3歳になるまでしか時短勤務が取れなかったため、続けるのは難しいと思いました。ところが、退職から1年ほどが過ぎた頃。飲みに誘ってくれた元・上司から、こんなふうに言われたんです。「時短勤務が小3まで延びたよ。戻ってきたら」。そんないい話、あるんだ。断る理由は見つかりませんでした。退職の時には立派な花束をもらって、社長にまで挨拶していたので、ちょっと恥ずかしかったですが。ほかにも、ルールとしては1歳の誕生日までの育休を、保育園への入園まで延ばしてもらったこともあります。一人ひとりをよく見た上で、柔軟に対応してくれるコグニビジョン。感謝しかありません。あ、それから、トイレがとてもきれいです。
“定年退職”
もともと私は、キャリアアップにまったく興味がありません。それでも定年までがんばりたいと思うのは、ワガママを聞いてくれたり、仕事環境を整えてくれたコグニビジョンに恩返しがしたい一心です。私にできることがあるかぎり、ここにいようと思います。もちろん仕事と両立して、子育ても全力で。ふたりの息子も立派な男に育て上げてみせます。
9:00-
出社。メールと、本日のスケジュールを確認。データ開発業務、はじめ。
10:00-
着々とデータ開発を進めます。その合間に、後輩からの質問に答えたり。
12:00-
お昼は会議室でお弁当を食べたり、お店に行ったり。日によってさまざまです。
13:00-
データ開発業務のつづき。
14:00-
定例会議に参加。
15:00-
後輩が手がけたデータをチェック。問題があればていねいにフィードバックします。
16:00-
後輩の作業の進捗状況やマニュアル作成など、締めの業務を終えたあとに退社。時短勤務中なので、16時までです。
家族4人で外出することが多いですね。公園や動物園、サイクリング。みんなのリクエストをダンナさんがまとめてくれて、車で出かけます。最近は、勝浦へ旅行にも行きました。会社が契約している保養施設が勝浦にあり、「子連れで行くと楽しいよ」と同僚が勧めてくれたんです。敷地がすごく広くて、芝生の広場や体育館のような施設もあって、小学生の息子たちは思いっきり体を動かして楽しんでいました。