兵庫コグニ会 兵庫コグニ会 「薄板溶接」研修会が開催されました
開催日:
薄板溶接技術の基礎
講師:現代の名工 杉山 裕二様
9月15日午前9時00分から兵庫県姫路市市之郷町「兵庫県立ものづくり大学校」において実技研修会が行われました。
実技研修会は、午前の部と午後の部の二部に分かれ開催されました。
午前の部は、座学中心の研修です。杉山講師が、薄板溶接技術の基礎の研修受講ノートから「電気スポット溶接の基本知識」「炭酸ガス溶接機の基礎(MAG・MIG)」「温度管理機材」「ボデー骨格部品を修理するときの注意事項」の4項目について解説されました。
午後の部は、実技指導中心の研修でした。杉山講師が、みがき鋼板テストピースを2枚使ってのMG溶接機による突き合わせ溶接、その際に生じる歪みを最小限にする方法について実演されました。また、リヤーフェンダパネルをエアーソーで一部切断、切断した部位の溶接、最小限の歪みにする方法と実演されました。その後、参加者数名の方が、テストピース溶接、切断されたパネル溶接と最小限の歪みになるよう実習されました。研修中盤、参加者から杉山講師に炙り板金の実演要望がありました。杉山講師から板金と塗装との関係で板金仕上げが如何に重要であるかを解説され、炙り出し板金を実演されました。機材は、酸素・アセチレン溶接機ではなく、携帯のガスバーナーで実演され、参加者から歓声が上がりました。教材は、スチールパネル、アルミパネルの2パネルでした。参加者皆さん、薄板突き合わせ溶接だけでなく、炙り出し板金修正技法も学ぶことが出来て満足した表情でした。
(参加人数:25社、29名)