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有限会社大栄車体

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有限会社大栄車体

有限会社大栄車体
次世代を見据えた拡大路線

代表取締役
髙橋 在錫 様
(愛媛県新居浜市)

多忙を極めたディーラーの下請け業務 
直需を増やす事業転換で成功を収める

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 愛媛県東部、瀬戸内海に面した新居浜市の中心街から車で15分ほど離れた地域に、大栄車体の本社工場があります。創業者で現社長の髙橋在錫さんは、松山市で板金塗装の修行を積み、20代後半で地元の新居浜市に帰郷。当初は資金を貯めて焼付塗装が盛んな九州で仕事を探す予定でしたが、地元のディーラーに残るように請われ、昭和53年に工場を設立しました。「全てディーラーの下請け業務で、夜も寝ずに仕事しなければ間に合わないほど、多忙な日々。3人で始めた会社は人数を増やし、拡大していきました。」(髙橋社長)

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 しかし、ディーラーが下請け先を増やし、内製化を進める中で、入庫台数は減少の一途を辿ります。そこで、髙橋社長が下した決断が、直需を増やすことです。約15年前、国道沿いの車の通りが多い場所に、アンテナ店「Jpit新居浜店」を開業し、一般ユーザーの獲得に力を入れ始めました。中古車販売と車検、整備を中心にサービスを提供し、本社工場は主に板金塗装を業務として、役割分担を図る事業戦略を推進したのです。その結果、今では車検・整備の入庫が月間平均140台に上り、板金塗装が減った分をカバーしています。
 ちょうどその頃、「保険会社と同じ目線、同じ物差しで事故車の見積りを行い、金額面での交渉をしやすくするため」(髙橋社長)コグニソフトを導入。保険会社の指定工場の認定も受け、今では一般ユーザーの割合は7割に達し(ディーラーの下請け業務は3割)、顧客構造の転換に、見事に成功したのです。

利益は貯め込まず、設備投資を積極化
肝心なのは職人の腕と設備の相乗効果

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 全てがディーラーの下請け業務だった時代は、売上げも利益も好調でしたが、髙橋社長は決して内部留保を増やしたり、無駄遣いしたりすることはありませんでした。グローバルジグや四輪ホイールアライメントテスター、塗装ブースを購入するなど、設備投資を積極的に行っていったのです。「職人の腕だけでは不十分。腕と設備の相乗効果で、初めて満足のいく修理や整備が可能になります。体力があるうちに次の時代のための投資を行うのが鉄則。その決断があったから、現在の経営が成り立っている」と、髙橋社長は話します。

 

専門学校と連携して若手の採用を促進
最新技術や情報は他社と共有して底上げ

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 設備とともに重視しているのが、若い人材の獲得です。今はどの業界でも人材不足に悩まされていますが、大栄車体は自動車専門学校と連携し、二級整備士を取得した卒業生の採用に力を入れています。若手人材には、髙橋社長が、板金塗装や整備の技術と職人としての心がけを教え込んでいます。「我々のモットーはお客さまからのクレームゼロを目指すこと。そのため、お客さまが満足する品質に仕上げることが重要。また、困難な修理でもお客さまに頼まれたら、何が何でも直して差し上げようとする気構えも必要です。それを経営者自らが伝えることが大切。」(髙橋社長)

 一方、品質の向上を業界全体に広げる努力も惜しみません。愛媛コグニ会の会長を務め、先頭に立って最新技術の共有に力を注いでいます。「昔は技術は隠すものだったが、今は逆。技術も情報も教え合って業界全体を底上げし、その中で競争していきたい」と、髙橋社長は胸の内を明かします。

不景気でも仕事を取るのが経営者の役目
工場を増設し、車検や整備事業を拡大へ

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 平成30年には創業から40年を迎える大栄車体。「引退して大好きな釣り三昧の生活を送りたい」と話す髙橋社長ですが、周囲からは「まだ現役で引っ張ってほしい」と期待がかかります。「不景気になっても仕事を取れるようにするのが経営者の役目。常に前を向いて挑戦する気持ちが大事」と、髙橋社長。今後、車検や整備は伸びると見ており、アンテナ店の工場を増設して、入庫の許容台数を増やす計画も立てています。

 事業が順風でも逆風でも、髙橋社長が常に意識してきたのは、「次世代の会社をどう作っていくか」です。お客さまを増やすことに意識を集中し、業界の動向を読みながら、ターゲット層の変更や設備投資を果敢に行ってきました。近い将来挑む工場増設の計画も、市場の可能性を見極めたものであり、今後の動向にますます期待が高まります。

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