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株式会社オヤマ自動車

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株式会社オヤマ自動車

株式会社オヤマ自動車
情報共有と理念の伝承が永続企業を作る。

代表取締役 尾山裕和 様
(富山県南砺市)

接客では見積りの説明に注力 大感謝祭の開催で接点を増やす

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 世界遺産の「五箇山の合掌造り集落」が有名で、全国有数の木製バットの生産地でもある富山県南砺市。周囲を山々に囲まれた自然豊かな地域に工場と事務所を構えるオヤマ自動車は、新車・中古車販売、鈑金塗装、買取、整備・車検、リース・レンタカー、ロードサービス、損害保険代理業務などをワンストップで提供する会社です。社員数は24人で平均年齢40歳と業界内では比較的若く、月間平均入庫台数が590台、年間車検数が1200台に上り、地域に根付き、リピートするお客さまが多いことが特徴です。
 アウダソフトは平成12年に採用。「操作が簡単で、損害保険会社の信頼が厚いことが使い続けている理由。今では他社製整備ソフトと連携させ、売上げ計上や顧客管理が非常に楽」と、尾山裕和社長は話します。
 リピート率や新規獲得の向上のために取り組んでいることが2つあります。1つが接客に力を入れることです。お客さまを笑顔で迎え、丁寧な言葉で話すことはもちろん、事故車の見積りも、「保険を使った場合の通常の見積り」「使わなかった場合の安価な見積り」「リサイクル部品を使った場合の見積り」など、複数提示します。「自動車保険の改定により、保険を使うかどうかのボーダーラインが従来の5~8万円から、10万~15万円に上がっています。お客さまに選択肢を提示して時間をかけて説明し、受け入れていただくことが何より重要です。」

 もう1つがお客さまとの接点を増やすこと。同社では、豪華景品が当たる抽選会などを実施し、地域のお客さまと触れ合う「大感謝祭」を13年前から年2回開催しています。「修理の来店は不定期。車検のお客さまでも次回の来店まで2、3年のスパンが空き、その間、接点がなくなる。それを補うのが大感謝祭」と、尾山社長。
 また、10分100円でしっかり整備した車を貸し出す「100円レンタカー」のサービスも提供。これもお客さまとの接点になり、新車・中古車販売につながる可能性があります。「今は待っていればお客さまがいくらでも来る時代とは違う。積極的に取りに行かなければ生き残れません。」

情報や技術は会議で徹底共有 自立した社員が未来を拓く

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 一方、尾山社長を中心に、社外からの情報収集にも注力しています。「会社の中に閉じこもっていたら新しいやり方は入ってこない。他社のいいところは貪欲に取り込みたい」と、考えているからです。社長自ら、営業研修や事例研究会には積極的に参加し、東京で実施されるロードサービスの研修会にも遠路はるばる訪れます。
 尾山恭章工場長は、技術部門の知識やスキルを上げるため、アウダ会のみならず、富山や石川で行われる研修会に参加。「アンテナを張り、常に最新の情報を仕入れています。人生日々勉強です」と、笑顔を見せます。
 同社が優れている点は、こうして各自が外部から入手した情報を、毎月末の鈑金塗装や整備などの部門別ミーティングで、現場のメカニックも含めて共有していることです。その他、月初には全社員を集めた全体会議、毎週月曜日に課長会議、火曜日に営業会議と、社長と社員、社員同士が話し合う場を多数設けています。情報共有と意見交換を活発に行うことで、考え方や技術が、社長から幹部へ、幹部から若手に日々伝承され、次世代への事業承継を円滑化する土壌が自然と整っていきます。
 尾山社長は、話し合いの場を通じて、商売の理念も積極的に伝えています。「給料やボーナスは社長からもらっているのではない。大事なお客さまに仕事をさせていただき、お金を頂戴し、それを皆で分け合っているというのが本質です。社長の機嫌を取るよりも、お客さまに尽くすことの大切さを理解しなければ、いい仕事はできません。」
 理念は社内に浸透し、365日休みなく事務所と工場を稼働させる体制も、社員たちからの志願で始まりました。当初は尾山社長が先頭を切って催していた大感謝祭も、今は社員が取り仕切って、お客さまをもてなしています。
 「会社作りは社長ではなく、社員が自ら考えて行うことが大切」と語る尾山社長。自立した社員は次の時代の屋台骨となり、会社の存続と発展に大きく貢献していくことでしょう。

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