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有限会社早坂自動車商会

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有限会社早坂自動車商会

有限会社早坂自動車商会
高い技術への信頼

代表取締役 早坂信夫 様 / 専務取締役 早坂仁 様
(宮城県仙台市泉区)

部品を外し焼付により塗装完璧に仕上げる『プライド』
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 仙台市の中心から北西に十数キロ離れた山間部。早坂自動車商会は事務所と工場を構え、板金塗装、整備、新車・中古車の販売を展開しています。代表取締役の早坂信夫さん、その息子さまで専務取締役の早坂仁さんを中心とした家族経営ながら、主に自動車ディーラーからの年間約1300台の入庫に対応しています。  震災では、お客さまから預かっていた車は一台も損傷させず、納車したと言います。その後も車を失った沿岸部のお客さまからの中古車に対するニーズが高まり、しばらくの間、中古車の整備などの案件が残業をしても追い付かないほど、積み上がったそうです。  しかし、4、5年前は「どん底」だった、と仁さんは言います。「ディーラーからも一般のお客さまからも入庫が激減。会社の存続も危うい状況でした。」  周辺にはライバルとなる同業者も多いと聞きます。その中で生き残り、業績を回復させることができた秘訣は何か。そこには、「お客さまを第一に考える」という理念を掲げ、それを独自のサービスを通じて、徹底的に貫いてきたという、自負があります。  早坂自動車商会の特長の一つは、板金塗装の仕上がりのクオリティが非常に高いことです。創業から数年経た37、8年前から、焼付塗装ブースを導入し、修理箇所は下地から丁寧に焼付を施しています。付属品も全て外してから塗装します。そうすることで、後々の塗装の剥離を防ぐことができます。「お客さまには下地は見えません。ただ、私たちには、完璧な塗装で引き渡したいという『プライド』があります。だから、修理に関しては、絶対に手は抜きません。」(仁さん)

錆止めサービスも無料で提供作業内容の丁寧な説明も好評
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 30数年前から、自社販売車両の錆止めサービスも無料で提供しています。周辺の山間部は冬の降雪が多いエリア。道路には融雪剤が撒かれ、大量の水が小川のように流れることもあり、車のボディやフロアに錆が発生しやすくなります。そこで、自社販売車両は必ず錆止めしています。これも納車後の塗装のクオリティを担保する取り組みの一つです。  また、信夫さんが社員に日頃から言い聞かせていることがあります。「それは、お客さまが大切にしている車を、自分の車だと思って作業に当たれということ。そう思えば、早く、キレイに仕上げることができます。この当たり前のことを創業以来続けています。」  一方、作業内容をお客さまに丁寧に説明することも、実直に継続しています。「フェンダーやバックパネルなどの専門用語を使って口頭で説明しても、お客さまは理解が難しい。だから、車を一緒に見て、一つひとつのパーツを指し示しながら、作業内容をわかりやすく伝えています。例えば、塗装では、マスキングでも対処できるが、それでは後から色が剥がれる原因になることもある。そうならないために、周辺の部品を全て外して塗装する…と、説明すると、お客さまの納得性も高まり、信頼も獲得できます。」(仁さん)  お客さまを第一に考え、入庫車を完璧に仕上げ、丁寧に説明もする。どのような状況になっても、それだけは守り続けてきた。だからこそ、ディーラーからの厚い信頼を獲得でき、需要回復期にはいち早く多くの入庫を得ることができたのでしょう。

農機具を改良した『雪かき機』TVで報道され社名が広まる
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 冬場、一帯では雪かきが日常となります。特に昔は今より雪の量が多く、早坂自動車商会でも、朝は社員総出の雪かきが日課となり、負担になっていました。ある日、信夫さんは、農機具販売会社が、大量のバインダー(作物の刈り取りと結束を行う農業機械)の在庫を抱え、困っていることを耳にします。「このバインダーを活用して、雪かきができないか。」そう考えた信夫さんは、ドラム缶などを加工して刈取り部分に装着。実際に使ってみると、非常に効率良く雪かきができました。  「その機械をテレビ局のディレクターがたまたま目にして、ぜひ取材したいと言われました。放映されると、大反響となり、周辺の工場などから作ってほしいという依頼が殺到。50台以上作りましたね。」(信夫さん)翌年からは、農機具販売会社が商品化したそうです。本業の利益にはつながらなかったものの、「早坂自動車商会」の名を広める効果はありました。  今後は、昔からの技術を保ちつつ、ハイブリッド車やEVに関連する知識やスキルを積極的に取り入れ、必要であれば最新機器も導入していく方針です。いつの時代も、一つひとつの入庫車を最高の技術水準で仕上げることを地道に追求すれば、自ずと会社の将来は切り拓かれていくことでしょう。

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